前回の記事が2019年の4月なので、実に2年以上ぶりの記事でございます。
もはや記事の書き方を忘れた状態ですが、何とか書いていこうと思います。
この2年の間にコロナ禍やら転職やらいろいろとあったのですが、それは後々書く(かも)ということで、
今日は別の話を。
何の話かというと、DisplayPortの仕様分かりづらすぎ!という話です。(超ざっくり)
目次
背景
転職前からコロナ禍で在宅勤務となっており、ノートPC+ディスプレイ1枚で頑張っていたのですが、
Web系に転職しコードを書く機会が増えたこともあり、もう1枚ディスプレイが欲しくなってきました。
そこで、ディスプレイを探すとともに、PCからUSB-C1本つなげばディスプレイ2枚につながる状態を作りたいと思い、
USB-Cハブも探していました。
仕事用PCと私物PCの両方で使いたいのですが、USB-PD対応で映像出力もできる端子が仕事用PCは右側、私物PCは左側にあるため、ハブと繋げるケーブルは長い方がよいなぁということで、
↓こういうのとか、
↓こういうのとか、
を検討していました。しかしどれも結構お高い。。
USB-C接続かつDisplayPort出力付きディスプレイという選択肢
そんな中、USB-C接続ができ、ハブ代わりになるというディスプレイを見つけます。
安いのは2万円台前半からあるのですが、これだとハブ代わりにはなるものの、もう1枚ディスプレイをつなげるにはPCから別で映像出力する必要がある。
今回買ったのもこれ↓
これなら、PCからUSB-C1本つなぐだけで、ディスプレイ2枚に接続でき、さらにUSBが4ポートもあるので色々挿せる、という夢のような(?)状態を作れます。
デイジーチェーンに大苦戦
ディスプレイ購入後の構成は以下のような感じです。(図を書くのが面倒なのでテキストですいません)
<構成図>
[ノートPC]
|USB-Cポート
|
|USB-Cポート
[ディスプレイ1(今回購入)]
|DisplayPort
|
|HDMIポート
[ディスプレイ2(元々持ってたやつ)]
ディスプレイ2はHDMIポートとD-SUBポート(昔からあるアナログ端子)しかないので、DisplayPort to HDMIの変換ケーブルを買いました。
ちょっと調べたところ、DisplayPortとHDMIの変換ケーブルは「アクティブ」タイプと「パッシブ」タイプがあるらしい。
「パッシブ」タイプの方が安いし、これでDisplayPortからHDMI変換してデイジーチェーン接続もできるとのことなので、一番安いこれを購入。
2枚目、点かないやん。。。
うーんこれはおかしい、安いしはずれを引いたのかも、と思い、Amazonベーシックの同様のケーブルも注文(そんなに値段変わらないですが
しかしこちらもつながらない。
どうなってるんだ!!
DisplayPortの仕様
よくよく調べてみたら、解説してくれているサイトもありました。
penpen-dev.com
DisplayPortのケーブルについての説明はこんな感じ。
そして、DisplayPort端子についての説明はこんな感じ。
DisplayPort 1.3から「デュアルモード」という機能が追加され、DisplayPortからHDMI信号を発信できるようになりました。
なので、「デュアルモード」に対応しているDisplayPortから出力する場合は、パッシブタイプの変換ケーブルで出力することができます。
・・・つまり、DisplayPort1.2以下の場合、HDMIに出力するにはアクティブタイプの変換ケーブルが必要。
DisplayPort1.3以上であれば、パッシブタイプの変換ケーブルでOK(例外もあるようですが)。
今回購入したディスプレイのDisplayPortは・・・(なぜかDellのHPにはバージョン書いてなかったので、以下ページで確認)
・・・DisplayPort1.2ですね。了解。アクティブタイプの変換ケーブル買います。
ディスプレイ2枚は快適
そんなこんなで変換ケーブル2本無駄にしながらも、何とかノートPC+ディスプレイ2枚という環境を作れました。とっても快適。
(…狭いデスクでごちゃっとしているので載せるかだいぶ迷いましたが。。youtubeに挙がってる色んな方のデスクを参考にして快適デスクを作りたいものです)
まとめ
僕はディスプレイを疑ってディスプレイを買い替えようかとも思ったのですが(10年くらい使ってるし、いい機会かなとw)、
同じ悪戦苦闘をしてしまう人が少しでも減りますよう。。
DisplayPort to HDMIの変換は、
DisplayPort1.2以下の場合、アクティブタイプ必須
DisplayPort1.3以上の場合、パッシブタイプでもよい
少しでも参考になれば幸いです!